FXのテクニカル分析はオカルト?根拠のない嘘なのか解説!

FXにおいてテクニカル分析とは、チャートの動きを分析して次にどう動くのか?を予測することです。

こんなテクニカル分析について「効果はなく意味が無い!」って言う人もいれば、逆に「テクニカル分析が重要だ!」なんて人もいます。

さて、結局どっちが本当なのでしょうか?

そこで今回は「テクニカル分析はオカルトなのか?」をテーマに解説します。

 

…先に結論を言いますと、テクニカル分析はオカルトではありません!

相場に応じて使い、勝率を上げて行きましょう。

テクニカル分析は嘘ではない

結論から言うと、テクニカル分析は嘘とかオカルトではありません。

ちゃんとした根拠を元に、テクニカル分析を軸に勝っている人もいるからです。

その具体的な内容は、テクニカル分析をして相場のうねりを取り利益を上げ、損切りを小さく抑えることで損失を少なくします。

この手法で相場に生き残っているトレーダーは確実にいるので、テクニカル分析はオカルトとは言い切れないです。

では、どのようにして相場のうねりを取っているのでしょうか?

 

レンジ相場で相場のうねりを取る

相場のうねりを取っていくには、トレンド相場ではなくレンジ相場の方が適しています。

トレンド相場とは、買い・売りどちらかの勢いが強いため波形の上下する回数が少なく、右肩上がり又は右肩下がりになって価格帯が大きく動く相場のことです。

レンジ相場とは買い・売りの勢いが均衡していて、波形の上下する回数が多く価格帯が落ち着いている相場のことです。

例えるなら、まっすぐ歩いて目的地にたどり着くのと、ジグザクに歩いて目的地にたどり着くようなイメージ。

最終的にたどり着く場所はどちらも同じですが、プロセス(過程)が違うので瞬間瞬間の結果が変わってきます。

 

そして相場のうねりを取っていくとは、レンジ相場の波形の上下に合わせてトレードをしていくことです。

基本は上下する回数が多い波形に合わせてトレードしていくので、レンジ相場であれば勝率が高い手法と言えます。

損切りも波形に合わせて行うので、大敗を抑えることができます。

「でもそんなに上手くいくの?」と思う人もいるでしょう。

そんな人に向けて、勝率を上げるためのテクニカル分析のコツを解説します。

 

テクニカル分析のコツ

テクニカル分析のコツは、主に3つあります。

①レンジ相場ではサポレジラインと価格帯を意識する

②トレンド相場ではトレンドラインと価格帯を意識する

③インジケーターを使って根拠を上乗せする

 

①のサポレジラインとは、主にレンジ相場で使うサポートライン&レジスタンスラインを略した言い方のことです。

②のトレンドラインとは、主にトレンド相場で使う勢いの失速・加速の目安にするラインのことです。

③のインジケーターは、チャート毎にある過去の傾向を機械的に予測する機能のことです。

それぞれの分析のコツを解説していきます。

 

サポレジラインと価格帯を意識する

テクニカル分析のコツ1つ目は、レンジ相場ではサポレジラインと価格帯を意識することです。

サポートラインでレンジ相場の下げ止まり、レジスタンスラインで上げ止まりの目安幅を設定して、価格帯を意識することで目安の価格が見えてきます。

具体的には波形の形を見てサポレジラインを引き、サポートライン・レジスタンスラインともに引いたラインの価格を見ていきます。

波形を見て一直線にラインを引いても、時間足を変えるとラインに達していなかったりはみ出ていたりします。

そこで価格帯を意識して確認しておくと、含み益と損切りの価格を決めやすくなります。

サポレジラインと価格帯を意識することで、勝率アップと適切な損切りができるようになるのです。

 

トレンドラインと価格帯を意識する

テクニカル分析のコツ2つ目は、トレンド相場ではトレンドラインと価格帯を意識することです。

これは1つ目とやり方はほぼ同じですが、ラインの意味が違ってきます。

基本的にサポレジラインは、横一直線でラインを引いて波形と価格帯のうねりを取っていくために引きます。

しかしトレンドラインは、今の勢いがまだ続くのか?終わりなのか?を判断するために斜めのラインを引いていきます。

レンジ相場と違いトレンド相場は相場の勢いがあるので、横一直線でラインを引いてもすぐに超えてしまいます。

それに対処するために、斜めのラインを引いて行くのです。

 

ラインの引き方はサポレジラインと同様、下げ止まり・上げ止まりに引きます。

このラインをはみ出ると、相場が転換する可能性が高くなります。

価格帯も確認しておくと、より精度が上がります。

トレンド相場の場合は波形も価格も一気に上下するので、ラインを外れたら潔く決済するのも大敗しないコツになります。

 

インジケーターで根拠を上乗せする

テクニカル分析のコツ3つ目は、インジケーターを使って根拠を上乗せすることです。

サポレジラインやトレンドラインを引いたら、インジケーターを使って予想通りに値動きするか?根拠を上乗せしてみましょう。

ラインだけだと根拠が弱いので、勝率を上げるためにフィルターをかけていきます。

インジケーターにはRSIやMACDなどの、過去のデータから相場転換を予測するものがあります。

ラインとインジケーターともに同じ結果予測ができる時に、トレードすれば勝率は上がります。

少しでも勝率を上げるために、ラインとインジケーターの両方を使って根拠を深めていきましょう。

 

相場に合わせた手法を使うことが重要

良い手法があったとしても、使い時や使い方を間違ってしまっては望む結果からは遠ざかってしまいます。

なので、それぞれの手法を相場に合わせて使うことが重要です。

例えばサポートラインはレンジ相場、トレンドラインはトレンド相場で使っていく、ということです。

仮にレンジ相場でトレンドラインを引いたとしても、いつまで経ってもライン付近に値動きせず決済のタイミングが来ないでしょう。

 

インジケーターも同じです。

RSIやMACDなどは基本的にレンジ相場で効果を発揮するので、トレンド相場で使ってもあまり効果はないでしょう。

使い時や使い方はとても重要なので相場に合わせて正しく使い、少しでも勝率を上げて損失を抑えることが大切です。

 

【結論】FXのテクニカル分析は勝てる!

結論としては、FXのテクニカル分析は勝てる!ということになります。

決してオカルトや、根拠のない嘘ではありません。

サポレジライン・トレンドライン・インジケーターで根拠を上乗する…、これだけでも意識すれば勝率は必ず上がります。

 

そしてもう1つ勝率を上げるのに重要なのは、自分の利確・損切りのルールに従ってトレードすることです。

いくらサポレジラインやインジケーターで根拠を上乗せしても、利確・損切りラインを動かしてしまっては根拠が崩れ去ってしまいます。

自分のルールを動かすことなく、しっかり守っていきましょう。

この記事で解説したテクニカル分析をうまく活用し、ルールを守っていけば必ず勝率は上がりますよ。