FXのレバレッジ10倍は危険!って言う人もいれば、10倍ぐらいなら全然OK!って言う人もいます。
トレード初心者の人や、自分のルールがまだ確立していない人はレバレッジ倍率に悩みますよね。
そこで今回は「レバレッジは何倍までなら安全なのか?10倍は危険!?」
こんな疑問について、実際にFXをやっている先人たちの口コミを集めてみました。
ぜひ参考にして下さい。
ストップロス15%で20倍まで安全
まずレバレッジ10倍が危険かどうか?ですが、どれだけの資金力があるかによると思います。
個人的には10倍は、さほど危険とは感じておりません。
私は基本的に買いから入り、よっぽどの確証がない限りはショートは長くは持ちません。
底を何度か叩いている状況で1分足、15分足、1時間足、4時間足を見て20倍で取引をしているからです。
1日の上限を自分の資金力と相談して1ヶ月で割り振りをしていますが、短期勝負で20倍レバレッジをかける時は必ず何度か底を打っているかを確かめています。
その状況から買いから入り、そのポジションに対してはストップロスを15%でかけています。
自分なりに底だと確信した状況で買いポジションを持つので、そこからさらに下がるとなると自分の読みと違う展開と諦めます。
そして必ずストップロスを入れて、保険をかけています。
ロスカット及び大きく負けてポジションを離せなくなることを避けて動いているので、レバレッジは20倍までは安全と考えています。(30代男性・FX歴2年)
レバレッジは2倍までが安全
私はテクニカル分析ツールとして、一目均衡表を使用しています。
絶好のエントリーポイントである三役好転・三役逆転の時でも、基本的にレバレッジはどの通貨ペアでも2倍までにしています。
理由は私のトレードスタイルが、スイングトレードだからです。
スイングトレードは、どうしても損切幅を広く取らなければなりません。
もし10倍など高レバレッジにしてしまうと、すぐに即強制ロスカットに引っかかってしまいます。
FXトレードを始めたばかりのころ、豪ドル円でレバレッジ10倍でエントリーしました。
その際に損切ができず強制ロスカット逃れのために、3度も追加入金をした挙句に結局強制ロスカットに…。
10万円の証拠金で100万円の取引をするので、損切幅の大きいスイングトレードではとても危険だと感じたのです。
また高レバレッジでの取引は、スキャルピングやスキャルピングに近いデイトレスタイルでなくてはできないと思います。
私も今のスイングトレードに落ち着くまで、短期足を使い短期取引で高レバレッジでやっていた時期がありました。
しかし短期足ではいわゆるチャート上での「だまし」が多く、結果的に証拠金をどんどん減らすハメに…。
なのでFX取引での10倍などの高レバレッジは、とても危険と考えております。(40代男性・FX歴6年)
倍数だけで危険度は判断できない
レバレッジは国内業者と海外業者でも違いがありますが、自分は海外業者で1,000倍まで対応可です。
例えばドル円115円だとして、海外業者だと1ロット10万通貨です。
つまり1ロット1,150万円の取引です。
レバレッジだけで言えば10倍なら資金115万円必要で、1,000倍なら11,500円必要ということになります。
ここで10pips損切りしたとすると、どちらの場合でも約1万円の損になります。
これにはレバレッジは関係ありません。
だからと言って115万円の資金で、レバレッジ1,000倍の11億5千万の取引をする人がどれだけいるでしょうか?
安全性はレバレッジだけで測れるものではなく、自分の資金とトレードロット数、トレードスタイルによって変わって来ます。
全資金を一発勝負すること以外では、レバレッジの倍数が危険度に直結することはないと思います。
100万円の資金の人をA、10万円の資金の人をBとします。
同じドル円で1万円の利益目標だとすると、同じロット数1ロットで10pipsのトレードだと、Aはレバレッジ10倍・Bはレバレッジ100倍です。
どちらも勝てば1万円の利益、負ければ1万円の損失で金額では同じです。
違いはAが100連敗まで許容範囲があり、Bは10連敗で退場ということです。
また、同様に1万円の利益を求めて同じレバレッジで取引した場合、Aが10倍の1ロットならBは10倍の0.1ロットになります。
これだとAは10pipsの利益で1万円の利益となりますが、Bは100pipsも伸ばさなくてはなりません。
逆を言えばAは10pipsの損切で1万円損失し、Bは100pips損しなければ1万円損しないのです。
安全性や危険性はレバレッジだけでなく、資金量、資金の余裕度、利益目標、経験値によっても変わって来ることを認識するべきと考えています。(50代男性・FX歴2年)
ドル円やデイトレなら10倍は安全
レバレッジの何が危険で何が安全か?にもよります。
例えばロスカットにならないのが安全なのか?追証にならないのか安全なのか?など。
追証にならないという前提ならば、ドル円なら10倍は安全だと思います。
1日の値幅がだいたい70銭くらいしかなく、大きくても2円も動かないからです。
しっかりとファンダメンタルズ分析とチャート分析をしていれば、10倍でもそれほど恐れることはないでしょう。
しかしコロナの影響で、ボラティリティが大きくなっています。
メジャーな通貨以外は、レバレッジはかけすぎない方が安全ではないでしょうか。
※但しポンドはメジャーな通貨ですが、ボラティリティが大きいことで知られてる通貨なので注意すること。
あとは短期投資なのか?長期投資なのか?も考慮した方がいいと思います。
当然ながら長期投資で逆に行ってしまうと、かなりの損失ダメージになります。
デイトレードで10倍なら、不足の事態が起きない限りひとまず安全かと。
あとは逆方向に行ったら、損切りを徹底することですね。
損切りは負けを認めることであり辛いですが、これができないと10倍は危険だと思います。(50代男性・FX歴3年)
ドル円10倍は即ロスカットで危険
私のトレード体験談からですが、ドル円でレバレッジ10倍はかなり危険な取引です。
FXを始めた当時の私は、資金があまり用意できませんでした。
なので0.1lot単位でのドル円で、資本金1万円からデイトレード取引を始めました。
値動きは割と安定していましたが、0.1lotでも値動きを常に監視していないと、すぐにロスカットにかかってしまうのです。
私はその損切りにあった分を取り返そうと思い、レートが下がったところで再度買い直し、そしてまたロスカットの負のループに。
そして気付いた時には追証が発生。
1万円から始めた資本金は結局3万円にまで達し、用意していた資金がなくなりました。
今になって考えてみると短期チャートに惑わされることなく、もっと冷静な判断で取引をするべきだったと後悔しています。
1万円の資金ならランド円の0.1lot取引で、もっと長期的で値動きの少ない安全な取引をできるのではないかと思います。
もちろんローリスクな分だけハイリターンは期待できませんが、私はこれで安全な運用をすることができています。(30代男性・FX歴5年)
【結論】自分に合った倍率を見つける
単にレバレッジの倍率という数字だけでは「何倍までが安全で何倍までが危険」という明確な答えはなそうですね。
特に最後の2人の「ドル円10倍」に対する考え方が、対称的なのが印象に残りました。
人により資金や目標金額・トレードスタイルが違うので、自分に合った倍率で勝負することが大切ではないでしょうか。
レバレッジで失敗すると地獄を見て即退場となりますので、倍率は慎重に選んでいきたいですね。