FXでスワップポイントの含み損はどうする?マイナスは塩漬けでいいのか解説!

FXのスワップポイントで利益を得ているという、事例を聞いたことがある人も多いと思います。

ここで疑問なのが、それではスワップポイントで含み損が出ている場合はどうすれば良いのか?ということ。

仮に含み損がある場合、そのまま塩漬け放置でいいのか迷いますよね。

 

そこで今回は、

・スワップポイントで含み損が出ている時の対処法

・マイナススワップは持っていて良いのか?

について解説して行きます。

最後まで読んでもらえれば、スワップポイントとの付き合い方が分かりますよ。

スワップポイントの含み損の対処法

スワップポイントとは、通貨毎の金利差のことです。

例えば日本円と米ドルのペアでは、11/7の時点で1ロットあたり買いが150円、売りが-150円です。

1日で150円なので、10日ポジションを持てば1,500円になります。

 

含み益であれば良いですが、含み損が出ている場合は次のどちらかの対処をしなければいけません。

・ポジションを決済してマイナスを無くす

・チャートでの含み益が出るまで、ポジションを持ち続ける

詳しく解説していきます。

 

ポジションを決済してマイナスを無くす

スワップポイントでマイナス(含み損)を無くすには、ポジションを決済してしまうのが1番です。

スワップポイントはポジションを持っているだけで、1日ごとに加算されていきます。

現段階で含み損が出ているのであれば、今後も拡大して行ってしまうでしょう。

 

決済するメリットは、現段階の含み損を無くせること。

デメリットはチャートでの含み損がある場合、スワップポイントとダブルで損をしてしまうことです。

毎日確実に加算されるマイナスを許容するか、ダブルで損をしてでもいったん綺麗に消してしまうか。

これは本人次第です。

毎日マイナススワップが確実に増えていくのは、精神的にも資金的にもきついものです。

損切りだと思って、思い切って決済してしまうのが1番安全ですね。

 

チャートの含み益が出るまで持ち続ける

スワップポイントでマイナスが出ていても、チャートでそれ以上の含み益が出ていれば問題ありません。

結局はFXは利益が出れば良いので、ポジションを持ち続けて塩漬け放置にしてしまうのも1つの方法です。

ポジションを持ち続けるメリットは、含み益分でスワップポイントのマイナス分を相殺できること。

デメリットはチャートでの含み益が、いつまで続くか分からないことです。

 

個人的には、ポジションを持ち続けるのはオススメしません。

FXの王道はトレードをして、利益を出すことだからです。

スワップポイントでの利益はあくまでも2次的な副産物なので、そこに固執するとトレードに悪影響を及ぼす可能性があります。

資産状況にもよりますが可能であればポジションを決済してしまい、マイナス分を消してしまうことをオススメします。

 

マイナススワップは持たない方が良い理由

ここまでの内容で何となく分かると思いますが、マイナススワップは持っていても良いことはありません。

理由としては、

・精神的に良くない

・持ち続けるとロスカットの危険性がある

・マイナススワップを持ち続ける意味が無い

順に解説していきます。

 

精神的に良くない

マイナススワップが出ている場合、今後もマイナスが続いて行ってしまいます。

毎日マイナスが増えて行くのは、精神的にも良くありません。

可能であれば決済してしまい、普段のトレードに集中できる環境にしましょう。

 

ロスカットの危険性がある

スワップポイントのマイナスも含み損なので、そのまま持ち続けてしまうとロスカットに引っかかる危険性があります。

これは資金が少ない時に起こりがちです。

ロスカットはポジションの含み損が、必要証拠金を下回ってしまう場合に起きます。

 

例えば1ロットで毎日100円のマイナスだとしたら、1ヶ月だと3,000円のマイナススワップ。

ロット数が2だとしたら、その分マイナスも増えて倍の6,000円になってしまいます。

「損をしたくないから」といつまでも持ち続けると、いずれはロスカットになる可能性が高いです。

これでは元も子もありません。

損切りと同じく「今後のトレードのため!」と割り切り、マイナスであっても決済してしまった方が次のトレードに繋がります。

 

持ち続ける意味が無い

スワップポイントでマイナスが出てしまっている時点で、持っている意味があるでしょうか?

通常のトレードで利益が期待できるのであれば、まだ意味はあるのかも知れませんが、それも絶対ではありません。

スワップポイントは通常トレードで利益が見込めて、それにプラスで金利差を利用して利益を出していくのが目的のはずです。

マイナススワップになっている時点で、目的とは違って来てしまうので持ち続ける意味がありません。

通常トレードで大きな利益が期待できる時以外は、マイナススワップは決済してしまい含み損を消してしまいましょう。

 

【結論】スワップポイントは2次的な要素

FXにおいてスワップポイントは、あくまでも2次的な要素なので個人的には全く気にしていません。

理由としてはそもそも日を跨がないと、スワップポイントは発生しないからです。

スキャルピングは短期トレードなので、全く関係なし。

デイトレードであっても日を跨ぐことは稀なので、気にしても仕方ありません。

仮にスワップポイントで含み損が出ている場合は、決済してしまいます。

いったん含み損を受け入れて、スワップポイント目的のトレードは避けるべきでしょう。

 

そもそもスワップポイントで利益を得るのであれば、資金が多くないと厳しいです。

金利差を利用して利益を得る方法なので、チャート上での含み損を許容できるだけの資金が必要となります。

チャートでも利益を出してスワップポイントでも利益を出すのは、今後の流れも読めていないとできません。

これは完全に上級者向けです。

スワップポイント目的で利益を出すのではなく、通常のトレードで利益を出していく方がFXにおいては王道です。

スワップポイントはあくまで2次的な要素だと理解し、自分のトレードスキルを向上させて利益を得ていきましょう。